2023年08月20日
肘折温泉で湯治 その1
昨年10月のお話ですが、肘折で湯治してきました。
10月18日から4泊5日です。
18日の早朝3:00に自宅の神奈川県茅ケ崎市を出発。
途中道を間違えて圏央道久喜白岡JCTから東北道へ入る予定でしたが、通過してしまって常磐道を北上し、磐越道経由で郡山JCTで東北道へ入りました。
福島からは東北中央道へ入り、山形上山ICまで1時間ちょっとでした。
茅ケ崎から山形まで一般道を通らずすべて高速道で行けるようになったんですよね。
途中休憩を入れながらでも5時間30程度でした。
この日はまずはお墓参り。
ご先祖さまに近況報告と感謝の気持ちを添えて花を手向けて合掌。
再び山形中央ICから山形道に入り、設楽酒造さんの月山の酒蔵資料館へ。
目的は旧山形交通三山鉄道に関する取材と、東京では幻のお酒ともいわれる設楽酒造の銘酒「一声」の購入。
昔懐かしい硬券切符や行先表示板、当時の写真など貴重な資料を拝見できました。
清酒「一声」はここ蔵元と地元西川町でしか入手できないまさに幻のお酒。
2本購入し、1本はお土産用に、もう1本は肘折で楽しみました。
肘折へは国道458号線が最短距離ですが、ここは知る人ぞ知る「酷道」。
4WD車ならまだしも、僕の車ではチョッと不安ですので、一旦河北町へ抜けて東根インターから再び東北中央道経由で、大石田町から大蔵村中心部を経由して、肘折へ向かいます。
途中ヤマザワで買い物をしたり、トイレをお借りしたりしましたので、設楽酒造さんからは3時間近くかかりました。
宿は西本屋さんです。
湯治プランですからお部屋も昔ながらの湯治部屋で、4畳半一間でテレビはありますが、冷蔵庫は共同利用です。
暖房が必要なほどではありませんが、山間部ということもあり陽が沈むと急に冷え込んできました。
荷をほどいて浴衣を用意し、お風呂へ向かいます。
やわらかないい湯ですね。
夕食は飾り気のない素朴ながらも素材のよさを感じる内容。
お膳で食べる食事なんて本当に久しぶりです。
一声はとっくりに注いでぬる燗にします。
まずはぬる燗から。
ああっ
つらいことも多かったけど、生きていて良かった。
心の底からそう思えて、ここ数年のさまざまな出来事がよぎり、涙が溢れました。
おかずはなすの煮びたしにアケビの煮物、なめこと豆腐のお味噌汁にさんまの塩焼き、おしんこです。
ツヤツヤ炊き立てのごはんのうまいこと!
普段、お酒を飲むときはごはんは食べないのですが、こんな心づくしの食事を残すなんて罰当たりですよね。
10月18日から4泊5日です。
18日の早朝3:00に自宅の神奈川県茅ケ崎市を出発。
途中道を間違えて圏央道久喜白岡JCTから東北道へ入る予定でしたが、通過してしまって常磐道を北上し、磐越道経由で郡山JCTで東北道へ入りました。
福島からは東北中央道へ入り、山形上山ICまで1時間ちょっとでした。
茅ケ崎から山形まで一般道を通らずすべて高速道で行けるようになったんですよね。
途中休憩を入れながらでも5時間30程度でした。
この日はまずはお墓参り。
ご先祖さまに近況報告と感謝の気持ちを添えて花を手向けて合掌。
再び山形中央ICから山形道に入り、設楽酒造さんの月山の酒蔵資料館へ。
目的は旧山形交通三山鉄道に関する取材と、東京では幻のお酒ともいわれる設楽酒造の銘酒「一声」の購入。
昔懐かしい硬券切符や行先表示板、当時の写真など貴重な資料を拝見できました。
清酒「一声」はここ蔵元と地元西川町でしか入手できないまさに幻のお酒。
2本購入し、1本はお土産用に、もう1本は肘折で楽しみました。
肘折へは国道458号線が最短距離ですが、ここは知る人ぞ知る「酷道」。
4WD車ならまだしも、僕の車ではチョッと不安ですので、一旦河北町へ抜けて東根インターから再び東北中央道経由で、大石田町から大蔵村中心部を経由して、肘折へ向かいます。
途中ヤマザワで買い物をしたり、トイレをお借りしたりしましたので、設楽酒造さんからは3時間近くかかりました。
宿は西本屋さんです。
湯治プランですからお部屋も昔ながらの湯治部屋で、4畳半一間でテレビはありますが、冷蔵庫は共同利用です。
暖房が必要なほどではありませんが、山間部ということもあり陽が沈むと急に冷え込んできました。
荷をほどいて浴衣を用意し、お風呂へ向かいます。
やわらかないい湯ですね。
夕食は飾り気のない素朴ながらも素材のよさを感じる内容。
お膳で食べる食事なんて本当に久しぶりです。
一声はとっくりに注いでぬる燗にします。
まずはぬる燗から。
ああっ
つらいことも多かったけど、生きていて良かった。
心の底からそう思えて、ここ数年のさまざまな出来事がよぎり、涙が溢れました。
おかずはなすの煮びたしにアケビの煮物、なめこと豆腐のお味噌汁にさんまの塩焼き、おしんこです。
ツヤツヤ炊き立てのごはんのうまいこと!
普段、お酒を飲むときはごはんは食べないのですが、こんな心づくしの食事を残すなんて罰当たりですよね。
Posted by らぶやまがた at
15:07
│Comments(0)
2022年08月24日
肘折温泉で湯治長逗留の予定
前回の投稿が2018年12月ということなので、
かなりお久しぶりの投稿となります。
まあ僕のグダグダしたブログなど果たしてどれくらいの人が読んでくれるのか
まったくもって不明ではありますが。。
前回の投稿からはかなりいろいろなことがありました。
本業の個人事業が行き詰まり、一時アルバイトを始めたり、
某会社に正社員として採用され、勤めに出たりと日常生活もガラリと変わりました。
2019年に仕事が行き詰まり資金繰りに窮してやむなく勤めに出る事になりましたが、
50歳を過ぎて新しい境遇で営業の仕事をするというのはとても辛く、
歯をくいしばり必死にがんばったのですが、
精神を病んでしまいました。
嫁と一緒に心療内科を受診したところ、うつ病との診断。
抗うつ薬を処方されましたが、これを飲むと不安感は軽減される感じでしたが、
頭がボーッとして昼間でもものすごく眠くて、とても仕事どころじゃないんですよ。
結局、採用していただいた都内の会社は休職から退職へとなりましたが、
一時は離婚も考えなくてはと思ったほど生活破綻寸前でした。
そんな苦しい毎日でしたが、山形の優しかった祖父母や叔父叔母、親戚の皆さんの優しい言葉や励ましに助けられ、なんとかここまで生きて来れました。
「苦しさに耐え、よくぞここまで頑張った」
心の底からそう思うし、自分を自分で褒めてあげたいです。
そんな自分をいたわるべく、10月下旬に肘折温泉に行こうと考えています。
1週間くらい連泊して湯治しようという考えです。
まあ、1週間くらいじゃあ本当の湯治になるのか疑問ですが、
とりあえず、お仕事の方もある程度のメドがついて軌道に乗りつつあるので、
自分を少しはいたわってあげようと思いましてね。
嫁さんにもOKもらいましたので、
仕事の休憩時間に肘折の旅館を比較検討しつつワクワクしているんですよ。
仕事はもともとやっていたWebマーケティングのコンサルティングなんですが、
今年に入ってから以前の不調がウソのように好転して
ありがたいことにお客様が別のお客様を紹介してくださってという流れになり、
毎日の生活にも余裕が出てきました。
やっぱり誠心誠意お客様に尽くして自分のスキルを評価してくださり喜んでもらえるって
こんなに素晴らしいことはないですね。
でもね、
人生ってうまく行っている、順調なときほど自分に謙虚に、調子に乗ってはいけないと思うんです。
だからなのか
「そういえばお墓参りしてなかったな」
そんな風にふと思ったんです。
「ご先祖さまに感謝の言葉を捧げに行こう!」
仕事は?
10月の20日過ぎれば今請け負っている大きな仕事も一段落するし、
そのタイミングで墓参りと温泉湯治をと考えたわけです。
蔵王や上山は小さな頃からもう何度も行っているし、
観光客がそんなにこない静かな湯治場がいいななんて考えて
やっぱ肘折だなと思ったわけです。
ネットで調べる限りでは西本屋旅館と三浦屋旅館、三春屋あたりが候補かなって感じです。
贅沢な料理や小綺麗な部屋なんて求めていないし、
山形の昔ながらの田舎料理がほどほどに出てくるくらいでいいので、
湯治プランにして、一応自炊道具も持っていこうと思ってます。
あっ、三春屋は自炊できないみたいですね。
かなりお久しぶりの投稿となります。
まあ僕のグダグダしたブログなど果たしてどれくらいの人が読んでくれるのか
まったくもって不明ではありますが。。
前回の投稿からはかなりいろいろなことがありました。
本業の個人事業が行き詰まり、一時アルバイトを始めたり、
某会社に正社員として採用され、勤めに出たりと日常生活もガラリと変わりました。
2019年に仕事が行き詰まり資金繰りに窮してやむなく勤めに出る事になりましたが、
50歳を過ぎて新しい境遇で営業の仕事をするというのはとても辛く、
歯をくいしばり必死にがんばったのですが、
精神を病んでしまいました。
嫁と一緒に心療内科を受診したところ、うつ病との診断。
抗うつ薬を処方されましたが、これを飲むと不安感は軽減される感じでしたが、
頭がボーッとして昼間でもものすごく眠くて、とても仕事どころじゃないんですよ。
結局、採用していただいた都内の会社は休職から退職へとなりましたが、
一時は離婚も考えなくてはと思ったほど生活破綻寸前でした。
そんな苦しい毎日でしたが、山形の優しかった祖父母や叔父叔母、親戚の皆さんの優しい言葉や励ましに助けられ、なんとかここまで生きて来れました。
「苦しさに耐え、よくぞここまで頑張った」
心の底からそう思うし、自分を自分で褒めてあげたいです。
そんな自分をいたわるべく、10月下旬に肘折温泉に行こうと考えています。
1週間くらい連泊して湯治しようという考えです。
まあ、1週間くらいじゃあ本当の湯治になるのか疑問ですが、
とりあえず、お仕事の方もある程度のメドがついて軌道に乗りつつあるので、
自分を少しはいたわってあげようと思いましてね。
嫁さんにもOKもらいましたので、
仕事の休憩時間に肘折の旅館を比較検討しつつワクワクしているんですよ。
仕事はもともとやっていたWebマーケティングのコンサルティングなんですが、
今年に入ってから以前の不調がウソのように好転して
ありがたいことにお客様が別のお客様を紹介してくださってという流れになり、
毎日の生活にも余裕が出てきました。
やっぱり誠心誠意お客様に尽くして自分のスキルを評価してくださり喜んでもらえるって
こんなに素晴らしいことはないですね。
でもね、
人生ってうまく行っている、順調なときほど自分に謙虚に、調子に乗ってはいけないと思うんです。
だからなのか
「そういえばお墓参りしてなかったな」
そんな風にふと思ったんです。
「ご先祖さまに感謝の言葉を捧げに行こう!」
仕事は?
10月の20日過ぎれば今請け負っている大きな仕事も一段落するし、
そのタイミングで墓参りと温泉湯治をと考えたわけです。
蔵王や上山は小さな頃からもう何度も行っているし、
観光客がそんなにこない静かな湯治場がいいななんて考えて
やっぱ肘折だなと思ったわけです。
ネットで調べる限りでは西本屋旅館と三浦屋旅館、三春屋あたりが候補かなって感じです。
贅沢な料理や小綺麗な部屋なんて求めていないし、
山形の昔ながらの田舎料理がほどほどに出てくるくらいでいいので、
湯治プランにして、一応自炊道具も持っていこうと思ってます。
あっ、三春屋は自炊できないみたいですね。
Posted by らぶやまがた at
11:27
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2018年12月05日
今夜は最高!
なぜかすぐに開封するのが惜しくて、
今まで、そのままにしていました.
米鶴。
たまに思い出しながらこのグリーンの瓶を眺めつつ、
高畠、南陽、上山の田園風景と、遠くに見える飯豊連峰を思い出す。。
そんなこんなで、昨日、コレが送られてきました。
米鶴も晩菊も高畠なんだな!
もう、米鶴、飲むしかないでしょ!!
Posted by らぶやまがた at
01:14
│Comments(0)
2016年08月11日
墓参りに行ってきました。
チョット早かったのですが、お墓参りを済ませてきました。
こちらの記事でお話しした母の兄と祖母のお墓と、父方のお墓にお参りしました。
僕の住んでいる神奈川も熱いですが、山形の暑さはちょっと違いますね。
内陸の盆地特有の下から蒸しあげられるような灼熱感。
いやあ暑かったです。
今回は車で父と母を連れてでしたが、道路もかなり良くなって、神奈川からでも5時間ほどで到着です。
上山には親戚がおりますので、立ち寄ってから原口そばで昼食をとり、「おーばん」というスーパーでお土産を購入しました。
山形のスーパーと言えば僕が子供のころは「ヤマザワ」と「みつます」くらいしか記憶にないのですが、最近は神奈川でもよく見るドラッグストアやコンビニがあちこちにありましたね。
それと気になったのが、上山温泉の旅館があちこちで閉館しているという話。
村尾旅館と言えば、昭和天皇がお泊りになられたことで知られていますが、閉館したそうですし、老舗の「湯本五助」とか、「城戸口屋」も閉館したそうですね。
確実に時代が変わっていることを感じました。
下大湯の共同浴場は相変わらずでしたが、お湯がかなり熱くて1分とつかっていられないほどでした。
冒頭の写真はおーばんで買った豆腐。左側の楢下の栗野豆腐店の木綿豆腐はチョッと硬めで豆の風味がしっかり感じられて美味しかったです。
Posted by らぶやまがた at
07:00
│Comments(0)
2015年04月02日
新幹線よりも。。。
北陸新幹線開業に沸く沿線のニュースが連日テレビに流れますが、沿線で暮らす住民の方の日常の足としての鉄道、つまり在来線の役割って何だろうと思います。
地方都市と東京圏を新幹線で結ぶ構想は基本的には高度成長期に計画されたものです。
あれから半世紀が経過していますが、東京と地方都市を鉄道で短時間で結ぶニーズってどれほどのものかと思うのです。
だってあの莫大な建設費に見合うそれほどのものかと思うんです。
50年前、航空運賃は高額で、一部の限られた人の交通手段でした。
いまや、航空運賃は予約時期によりますが、新幹線よりも格安です。
「急ぐならば飛行機で」
と感じます。
鉄道オタクの僕だからかもしれませんが、新幹線って旅情を感じません。
速度が速すぎて景色も流れるばかり。
高架上を走るので景色も上から目線です。
国鉄時代に戻してほしいなんてもう無理な注文だとはわかっています。
JRは民間企業ですから、利益を追求するのももっともな話。
新幹線に一本化すれば効率的に利益を上げられるのでしょう。
できるだけ多くの乗客を安全、快適に、スピーディーに目的地に届ける。
JRが利用者を新幹線に集約したくなるのは民間企業なら当然のことでしょう。
でも、つまらないですねえ。
新幹線って。
トンネルや高架上を走るので景色も単調。
車内アナウンスも自動音声。
食堂車もなし。
旅情を味わえる列車の旅は、北海道方面の寝台列車の廃止でついに全滅してしまいました。
今年の夏、僕はかみのやまに行く予定があります。
このところ、車ばかりでしたが、今度は久しぶりに上野駅を経由して、東北本線、奥羽本線と各駅停車で行きます。
列車で駅弁を食べ、カップ酒を楽しみ、景色を楽しみながら。。。
地方都市と東京圏を新幹線で結ぶ構想は基本的には高度成長期に計画されたものです。
あれから半世紀が経過していますが、東京と地方都市を鉄道で短時間で結ぶニーズってどれほどのものかと思うのです。
だってあの莫大な建設費に見合うそれほどのものかと思うんです。
50年前、航空運賃は高額で、一部の限られた人の交通手段でした。
いまや、航空運賃は予約時期によりますが、新幹線よりも格安です。
「急ぐならば飛行機で」
と感じます。
鉄道オタクの僕だからかもしれませんが、新幹線って旅情を感じません。
速度が速すぎて景色も流れるばかり。
高架上を走るので景色も上から目線です。
国鉄時代に戻してほしいなんてもう無理な注文だとはわかっています。
JRは民間企業ですから、利益を追求するのももっともな話。
新幹線に一本化すれば効率的に利益を上げられるのでしょう。
できるだけ多くの乗客を安全、快適に、スピーディーに目的地に届ける。
JRが利用者を新幹線に集約したくなるのは民間企業なら当然のことでしょう。
でも、つまらないですねえ。
新幹線って。
トンネルや高架上を走るので景色も単調。
車内アナウンスも自動音声。
食堂車もなし。
旅情を味わえる列車の旅は、北海道方面の寝台列車の廃止でついに全滅してしまいました。
今年の夏、僕はかみのやまに行く予定があります。
このところ、車ばかりでしたが、今度は久しぶりに上野駅を経由して、東北本線、奥羽本線と各駅停車で行きます。
列車で駅弁を食べ、カップ酒を楽しみ、景色を楽しみながら。。。
Posted by らぶやまがた at
11:01
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