2013年06月28日

山形交通(現ユトリロ?)バスのおもひで

以前山形交通のバスのことにチラッと触れましたが、僕は小学生のころ、ヤマコーのバスが大好きでした。

住んでいる神奈川のバスにはないたくさんの魅力を感じたのです。

「バスにも特急とか急行とかあるのか???」

今でも自他ともに認める鉄道オタクである僕は山形のバスには特急とか急行、快速まであるんだと感動しました。

母の実家のかみのやま市内のバス停、「弁天」から父の実家の最寄りのバス停の「千歳公園待合所」まで、バスに良く乗ったものです。

バス停には「特急・急行・普通」と書かれた停留所があり、「ここは特急も急行も止まるのか・・・」なんて思ったものです。

特急米沢、特急長井、特急新庄なんかのバスには観光バス風の座席シート配列のバスで子供心にも「特急バスに乗ってみたい」と思ったものです。

はじめて「高松葉山温泉」まで特急米沢行に乗ったときのことも今でも覚えています。

いつもの普通バスの高松葉山温泉行なら停車するはずの停留所を、待っている人がいるのに颯爽と通過した時には不思議な感動を覚えたものです。


驚いたのが特急なのに特急料金はいらないことを知ったとき。

国鉄(現JR)は特急や急行には特急料金、急行料金が必要なのは当たり前ですから、山形交通のバスも特急や急行には別の料金が必要だと思っていました。

あと、バスのサイドボディーの乗降口の横あたりにやまがたにちなんだ愛称がついていましたよね。

特急に使う観光バス風のだと、
「やまびこ、はぐろ、やまなみ、おおとり、みちのく」

山形市内の循環バスなんかでよく見たのは「ブロ~ン」って独特のエンジン音が印象的な
「ちとせ」

他に、
「ちょうかい、もがみ、べにばな、ざおう、はやま」

父の古いアルバムの写真にはボンネット型の「ぎんれい」なんてのも写っていて「カッコいいな」と思ったものです。

他に知っているのがあったら教えてください(笑)


あのころは主要なところには山形交通の立派な待合所が必ずあって係りの人に小さな冊子タイプの時刻表なんかもらって、大人になったらバスでやまがた中を旅してみたいと思ったものです。

でも、その後の鉄道ダイヤの整備と、車の普及によるものでしょうか?

山形交通はユトリロと名前を変えて、バス網もかなり縮小、今は特急バスなんてないんですね。  


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2013年06月27日

サラヤのサイダー

このブログは管理人が子供のころにやまがたでつづった数々の記憶を紐解いて記事にしているわけですが、もうあれから30年以上もたっていることなので、頭の片隅のかすかな記憶をたどってじっくりと思い出しながら記事にしていくという作業なわけです。

人間の記憶って特に子供のころの記憶は本当に今考えればなんでそんなこと覚えてるんだろ?ってことも結構鮮明に覚えていて、これをこうしてブログにすると結構面白いなあと思うのです。

で、夏もすぐそこまでやってきているわけですが、思い出したのはサイダーです。

やまがたのサイダー文化って全国的にも独特のものらしくて、地魚、地酒ならぬ「地サイダー」とでもいうべきごく狭い地域だけに流通するサイダーがあるんですね。

パインサイダーなんかは全国ネットのテレビでも取り上げられて非常に珍しがられた記憶があります。

僕が小学生のころ、かみのやまの母の実家でよく飲んだのが「サラヤのサイダー」です。

ネットで検索してみたところ、現在は東北ビバレッジという会社に名前は変わっているようですが、確かに僕の記憶では「サラヤのサイダー」が青いプラスチック製カートンに入っていて、そこから自分で1本とってきては井戸水で冷やして飲んでいたものです。

まだペットボトルなんてない時代ですし、缶ジュースも容量は細長い250mlでプルトップは開けると完全に外れるヤツでしたねえ。

サラヤのサイダー自体はもう製造していないらしいのですが、あの味を受け継いだ製品はまだ細々と作られているようです。

今年は久しぶりにやまがたへ行こうかなと計画しているのでやまがたのサイダー文化に改めて触れてみたいと思っています。  


Posted by らぶやまがた at 15:51Comments(0)

2013年05月21日

パラダイスロッジ

前回釣りのお話をしましたが、スキーも僕の趣味の一つで、大学時代はスキー部でアルペンスキーにハマっていました。

僕がスキーをはじめてやったのが蔵王のパラダイスゲレンデ。

そのパラダイスゲレンデにあった山小屋風の宿泊施設がパラダイスロッジ。

パラダイスロッジの正面玄関前で小学4年生の僕といとこや叔父、おば達と撮った写真があります。


まだあのころ、1980年ころは木製のスキー板が主流で、グラスファイバーの板はあこがれだったと記憶しています。

「単板、合板」なんて言葉が飛び交っていたような・・・

そんなパラダイスロッジも昨今の景気低迷とスキー人口の減少等で営業休止したそうで、建物自体ももうなくなってしまったそうですね。

そういえば「とどまつヒュッテ」という名前も記憶に残っていますが、まだあるのでしょうか?

僕のやまがたの記憶はやっぱり80年代が中心なので、もうかなり変わってしまっているのでしょうね。
  


Posted by らぶやまがた at 22:23Comments(0)

2013年05月06日

はじめての渓流釣り

僕は超がつくほどの釣りキチなのですが、それは小学4年生の時にかみのやまのおじに渓流釣りに連れて行ってもらったことが始まりです。

正確に言えばザリガニ釣りくらいは神奈川の自宅近辺の用水路とか消防用の貯水池で何度かやってました。

でも、大自然の真っただ中で魚を釣るというのはもう今から35年も前のあの時が初めてです。

「ざっこ釣りさちいでぐがらな!」

叔父からそういわれた僕はもうなぜか気持ちがたかぶり寝床に入ってもよく眠れません。

行き先もよくわからず車に乗せられます。

今でも覚えているのは寒河江を過ぎて月山方面へと進む112号線?

線路跡が見えたので叔父に「あれは?」と聞くと「三山線」。

山交の三山線の廃止後の線路がまだ残ってたんですね。

トンネルを抜けて下り坂に入り、朝日村の入り口を左折して30分ほど。

大鳥川の支流で早朝の渓流釣りです。

森林の香りと鳥のさえずり、川面から立ち上る水蒸気を見ながらの渓流釣りです。

川の流れはものすごく清らかで、うっすらと魚影も見えます。

叔父はすでに数匹のヤマメやイワナを釣り上げていますが、僕は薄茶色の20センチほどのハヤが1匹。ヤマメやイワナは姿も美しく目も輝いて見えますが、ハヤはなぜか薄汚れた魚に感じたのを覚えています。

その日僕は20センチ程度のハヤと30センチくらいのマスを釣りましたがもう渓流釣りの虜になってしまいました。

少年時代の夏休みの思い出として、いまでも夏が来ると思い出すのです。  


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2013年03月29日

やまがたのうまいもの

ぶっちゃけ子供のころは山形の食べ物でおいしいと思うものはそんなになかったんです。

小学生くらいの子供なんて基本的に好むものなんて
スパゲッティやハンバーグ、カレーライスとか鶏のから揚げみたいなものでしょう。

あるいは僕が小学生くらいの頃といえば、ファストフードの全盛期ですからマクドナルドなんて毎日でも行きたいなんて思ってましたね。

両親は「あんなの食事じゃあない」なんていってそうそう連れて行ってはくれませんでしたが。

そばや漬物なんて子供には「???」で、
まあ食べてもいいけど別に「食べたい食べたい!」という感じではなかったです。

フルーツなら「サクランボよりはメロンでしょ?」
なんて思ってましたし、まあ桃やブドウはおいしいと思ったけれど、
ほかに好んで食べたものなんて記憶にありません。

それでも子供心に「これはうまい!」と思ったのは米沢牛のすきやきですね。

お肉の香りと甘みが普段食べてる牛肉とはまるで違う全く別の食べ物って感じで、
口に入れると柔らかくとろけてそれはそれは初めて米沢牛を食べた時のことは
今でも忘れられません。


それから15年後。

社会人となり、お酒の味も飲み方もそれなりに覚えて味覚もすっかり大人の味覚に変わったのでしょう。

冠婚葬祭で久しぶりに訪れたやまがた。


やまがたのそば、漬物、お酒のうまさと言ったら・・・

そば屋で「米鶴や出羽桜」をちびちびやりながら「青菜漬」とか「小ナスの浅漬け」、
「おみ漬け」なんかをつまんでおそばの茹で上がりを待つのなんてもう本当に
「ああ~」と全身から力が抜けるような気持のよさです。

そば屋で昼から酒を飲むなんて普段はなかなかやりませんが、
ウチの奥さんはお酒が全くダメなので運転は彼女に任せて
気兼ねなく米鶴が飲めるというわけです。

ああ、そういえばあれはかみのやま市郊外の「原口そば」だったかな?

そばがきに納豆が絡めてあって、醤油がちょろっと垂らしてあって。

あれは日本酒に最高にぴったりだったなあ。

あんなに日本酒にピッタリの食べ物っていまだかって出会ったことがない。

もう思い出しただけでまた原口そばに行きたくなりました。

日本酒だって出羽桜や米鶴はこっちでも飲めるけど、マイナーなのにも
うまいのがあって「一声」なんてうまかったなあ。

なんかやたらとプレミアついちゃってオチオチ酔っばらえないようなお値段の
「十四代」なんかじゃあなくてその土地の爺ちゃんが晩酌のときに飲むような
普通酒のほうがやまがたのうまいものには合うと思うんですよね。


  


Posted by らぶやまがた at 20:51Comments(0)